選挙:東通村長選 越善氏が無投票5選 原発の是非、民意問えず 

2013年03月13日 20:06

 任期満了に伴う東通村長選は12日告示され、無所属で現職の越善靖夫氏(71)以外に立候補者はなく、無投票で5選が決まった。

 adidas 東京電力福島第1原発事故を受け、運転停止中の東北電力東通原発1号機の再稼働や、工事を中断している東電東通原発1号機の建設再開などが村の大きな課題。複数の関係者によると、無投票を避けるため元県議を擁立する動きがあったが、実現しなかった。選挙戦にならなかったことで、原発への民意を問う機会はなくなった。アディダス スニーカー
 越善氏は「原発との共生」を主張。防災対策の充実や、原発を維持する国のエネルギー政策の堅持を公約に掲げ、東北電1号機の再稼働や、東電1号機の早期の工事再開を求めた。同日午後5時すぎに無投票当選が決まると、同村白糠の選挙事務所で支持者とバンザイ。越善氏は「村は昭和40(1965)年から東通原発推進に一丸となってきたが、激しい逆風にさらされている。何としても東通原発の再稼働は必要不可欠だ」と強調した。【酒造唯】
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 ◇adidas スニーカー 東通村長略歴
越善靖夫(えちぜん・やすお) 71 無現(5)
 県町村会長[歴]村建設課長・企画課長・助役▽田名部高
3月13日朝刊

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